北投温泉街でお寺を巡ろう(2)

北投お不動様詣り!

新北投の駅のホームに写真のような、お不動様がいらっしゃいます。

 

台湾にはたくさんのお寺があり、いろんな神様がいらっしゃいますが、

お不動様が祀られているの場所は非常に限られています。

温泉文化がなかった台湾で、なぜ温泉が栄えたか?というと、

日本統治時代の軍人達の湯治場〜リハビリの場所だったのです。

北投の山に、お不動様を祀ることで、

温泉で傷を癒した人たちのリハビリ運動をさせる狙いがあったそうです。

リハビリ目的ですので、それほどキツイ山登りということでもなく、散歩気分でお不動様詣でをすることができます。

 

「北投温泉街でお寺を巡ろう2〜4」では、お不動様までの散歩コースを紹介してきます。

「北投温泉街でお寺を巡ろう1」では、北投温泉の魅力を紹介しています。

簡単なルートを説明します。

今回はスタートを地熱谷とします。

地熱谷から水都ホテル〜春天ホテル〜北投文物館〜少子禅園〜不動明王

という感じのコースです。GoogleMapによると22分。

文物館などに寄ったりすると往復1時間強のコースといったところです。

(文物館や少子禅園でゆっくり休憩すると、もっと楽しいかもしれませんね)

不動明王詣りコース クリックするとgoogle mapにリンクします。
不動明王詣りコース クリックするとgoogle mapにリンクします。

春展ホテル(春天酒店)を超えて、少し歩いて行くと林泉慈惠堂が見えてきます。

 

こういった小さな廟は、地元に愛されてきた理由が絶対にあるすはず。

そのご利益に是非あやかりましょう!

ちいさな廟で、どのようにお参りするか簡単に紹介します。

廟内には大抵、お線香が備えられています。何箇所、何本と書いてある廟も多いですか、こういった小さな廟は、お香を備える場所が何箇所あるか数えて、それにあった本数をいただきましょう。

 

台湾お寺「あるある」ですが、ガスコンロ式の着火マシンです。

ひょうたんは指南宮のマークでもあるように、台湾では非常に縁起の良いモチーフです

外にあるお香台に備え「外に向いて」お参りします。神様にお尻を向けることに日本式だと、ちょっと不思議に感じもしますがこれは空や自然界にまず感謝するということを表しています。お線香を持って三回小さくうなづくような感じでお参りします。

次に本殿にお参り。ここでも3回うなづくような感じ。忘れてならないのは(できれば声を出して)自己紹介すること。名前、住所、生年月日を告げます。

廟のどこかに虎爺様がいること多し!虎爺様は廟の守り神とも言われ、金運にもご利益ありですので、見逃してはなりません!!!

一通りお参りしたら油香箱にお賽銭を入れます。(先に入れても問題ありません)いくら入れるか迷ったらお線香1本10〜20元みたいな感じで入れています。金紙を使ってお参りした場合、金紙一束100元が目安にするといいでしょう。

 

廟を出て坂を登って行くと高級ホテルグランドビューリゾート北投が出てきます。

春天酒店、グランドビューリゾートと高級ホテルこそが山合いにあります。

両方とも日帰り入浴やスパなどもあるので、体験してみるのもいいと思います。

グランドビューを超えると文物館です。

お茶、軽食、お土産コーナーもあります。

文物館を出て少子禅園でカーブを曲がります。

 

関羽様です!

関羽様は勝負の神様かつ「財神」でもあります。

#関羽
#関羽

敷地には「日台をつなぐ会」による世界平和祈願の碑が建てられています。

そして、そのまま歩いて行くと、、、、

 

真っ白な弥勒菩薩様!!

というと「え?布袋様では?」と思われかもしれませんが、台湾では正真正銘、こちらが弥勒菩薩様。

布袋和尚が亡くなるとき〜

 

彌勒真彌勒 分身千百億(弥勒は真の弥勒にして分身千百億なり)

時時示時分 時人自不識(時時に時人に示すも時人は自ら識らず) —布袋和尚、景徳傳燈録

 

と遺したと言われ、このことから布袋様は弥勒菩薩の化身という話になったそうです。

(wikipedia 布袋様の項目より https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%83%E8%A2%8B

 

#弥勒
#弥勒

すごい迫力です、、、!

弥勒様の隣の祠のようなところにも神様がいました。

よく見ると、その上にも神様!

もはや、ディズニーランドのミッキー探しのようです、、

親孝行しないと神様からのご利益はないぞ!とうメッセージ、、

肝に銘じます、、

編集部だより
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