財神をお迎えし、仕事始めを慶ぶ
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財神(福の神、弁財天)をお迎えし、仕事始めを慶ぶ(旧暦1月5日)
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大晦日から初四(4日)までの間、人々は休みモードに浸りますが、初五(5日)になると一連の年越し節句はひと段落します。このことから、初五はまたの名を「隔開‐ガーカイ」とも呼ばれ、多くの企業や商店、工場はこの日を仕事始めとしています。
風習の中で、人々は正月初五(旧暦の1月5日)を五路財神‐ウールゥツァイシェン(5人の財運の神様)が誕生した日だと信じてるので、会社やお店などを経営している商人はこの日に財神の誕生祝いをし、自身の会社やお店に財神をお迎えすることで、商売が繁盛し、過去よりも業績が上がるよう、どんどんお金が入ってくるよう祈願します。
また、仕事始めや初市の日には企業が三牲、果物、お菓子などを豪華にお供えし、爆竹を鳴らし財神をお迎えします。このほか、看板に赤い縄を結び、入口には「開市大吉」、「招財進寶」など吉祥の言葉が書かれた紙を貼り、良い兆しが入ってくるよう気持ちを込めます。
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どなたが財神だろう?
民間では、財神は文財‐ウェンツァイと武財‐ウーツァイの2種類に分けられます。文財神として文昌帝君(学問の神)、武財神として関聖帝君(関羽)または玄壇真君(趙公明)があげられます。また趙公明とその他四人の部将‐「招寶使者」蕭昇、「納珍天尊」曹寶、「招財使者」鄧九公、「利市仙官」姚少司は合わせて「五路財神」と呼ばれています。民間に伝わる話によると「五路財神」は偏財神であることから、横財を増やしたいと思っている人はこの「五路財神」を拝み、自分が大当たり(ギャンブルや賭け事など)し、予期せぬ財が入ってくることを祈願します。
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①初五(旧暦の1月5日)を過ぎれば、年越し期間に禁止されていたことが解禁されるほか、年始の来客用に準備してあった茶菓子や果物などもしまうことで、すべてが平常通りに戻ったことを表し、人々の緩んでいた気持ちも引き締まり、働く準備に入ります。
②五路財神以外にも、民間では各業種において仕事始めの日にはそれぞれが信仰している祖師爺(祖師神様)を拝みます‐例えば 金融業では趙公明、紡織業では嫘祖或は黄帝、建築士であれば有巣氏、手工業であれば魯班、印刷業では畢昇、飲食業では灶神、製薬業では神農氏、畜産業では張飛、旅館業では関公などなど、それぞれ異なる言い伝えがあります。
③仕事始めの拝拝用の果物は主にパイナップルとミカンがよく使われます。パイナップルはたくさんやってくるという意味があり、ミカンは豊かな収穫の象徴とされることから、この2つを使うことで良い兆しを得ようとしています。
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