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財庫を補い、財が成るように願う

財庫を補い、財が成るように願う

人の一生の中にある財庫は天庫、地庫、水庫とわけられ、そのうちの水庫は今世の富を管轄しているため、財と富を留めておくためには、この財庫を補う必要があり、そうすることで財が漏れて空っぽにならないようにします。

どんな時でも財庫を補充することができますが、旧暦の15日は財神を迎え入れる日であり、1月9日は天公生(玉皇上帝生誕の日)、3月15日は武財神の生誕の日、更には三官大帝(115日、715日、1015日)生誕の日はどれも財庫を補充するには良い機会です。

財庫を補充する

財神の廟に行って、財庫を補充するにせよ、自宅または土地公さまがいる廟にいって祈願するにせよ、どちらも良い選択です。やりかたは自宅玄関口に香案(香炉をのせるテーブル)を設置するか、土地公さまのいる廟へいきます。予めおかずまたは素食でできた三牲、モチや菓子、生花、ローソク、3杯のお茶、5杯のお酒を用意するほか、別に財運を補強するために必要な金紙と疏文(願いが書かれた文)を用意します。お線香をあげてから、天にたいし、財神にご降臨いただき、福を賜りたい旨を伝え、その後一般的な神様を拝む作法に従って、拝みます。

 

仕事をしている人は月に一度財庫を補えばいいですが、商売をしている人や会社を経営している人は月に2回財庫を補給するといいでしょう。毎月一日、十五日又は二日、十六日のいずれかを選び、参拝します。土地公さまのいる廟や大きな廟へ参拝に行くのであれば、午後2時以前にいくことをおススメします。また、お供え物を準備する以外に財庫を補うための金紙を購入し燃やすことで財庫を補給する儀式が完了します。

財が成るように祈る

財庫を補充するために人々は財神さまのいる廟へいき参拝し、發財金をいただき、それをお金の元(銭母)とし、財源がどんどんやってくる事を祈ります。

 

發財金をいただく際、先に一般的な財神さまを拝む作法で拝み、金紙を燃やした後、正殿いらっしゃる財神爺に擲筊を行い、お金を借りても良いか伺います。もし聖筊がでれば、それは神さまが許可してくださったことなので、廟の窓口で借入帳に指名、住所などを記入します。發財金が借りれたら、家の中の金庫や神棚のところに置き、一週間ほどたってから、銀行口座に移し、銭母として保管するか、銭母をお財布の中にいれ、家の財運の方角または寝室内の財運の方角に置きます。忘れないでいただきたいのは、もし儲かった場合、必ず廟へこの發財金を返しにいってください。

 

編集部だより
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